捜索を受けたのは、福岡と韓国 プサン(釜山)を結ぶ高速船「クイーンビートル」を運航するJR九州の子会社「JR九州高速船」で、17日午前9時ごろ、海上保安部の職員が、福岡市の博多港にある会社の事務所や停泊中の船内に入りました。
海上保安部によりますと、この会社は、ことし2月以降、高速船の内部で浸水が起きていたにもかかわらず、法律に基づく検査や国への報告を行わなかったとして船舶安全法と海上運送法違反の疑いがあるということです。
会社に対しては、こうした船の異常を隠したまま3か月以上運航を続けるなどしたとして、国土交通省が先月、安全や運航の管理者の解任命令などの行政処分を行っています。
さらに、当時の社長の指示で航海日誌に「異常なし」などと虚偽の記載をするなどしていたほか、去年6月にも別の浸水を把握しながら国への報告や検査を行わなかったとして行政処分を受けていることなどが明らかになっています。
海上保安部は、会社が短期間に同様の違反を繰り返し、隠蔽を図るなど、悪質性が高いと判断して強制捜査に乗り出し、今後、押収した資料を分析するなどして詳しいいきさつを調べる方針です。
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17/10/2024
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JR九州の子会社 海上保安部が捜索 船舶安全法違反などの疑い
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