この治験は、国立病院機構相模原病院と製薬会社のグループが行いました。
食物などのアレルギーで「アナフィラキシー」と呼ばれる重い症状が起きた際には、現在、緊急用の自己注射薬が使われていますが、注射をためらうなどして投与が遅れるケースがあると指摘されています。
グループでは、海外の製薬会社が開発を進める鼻にスプレーをするタイプの治療薬について、国内で最終段階の治験を行い、アナフィラキシーの症状が出た6歳から17歳までの子ども15人にこの薬を投与しました。
その結果、15人のうち14人で5分以内に症状が和らぎ始め、最終的に全員の症状が治まったということで、いずれも重い副作用などはみられませんでした。
これまでの研究で鼻からの投与で十分な量の薬が吸収されることが確認されているということで、グループでは、今回の治験で自己注射薬と同等の効果があることが確認できたとしています。
国内で開発を進める製薬会社では、今年度中に国に承認申請を行うことを目指しているということです。
時間
30/07/2024
数字をクリック
1538
「アナフィラキシー」に鼻にスプレーするタイプの薬で効果確認
詳細
推奨
-
1
広瀬めぐみ元参院議員 在宅起訴へ詰めの捜査 東京地検特捜部
30/08
-
2
国連 車の急発進抑制で新基準 踏み間違い事故防止で日本が提案
28/06
-
3
大阪 放火殺人事件 防犯カメラに火のついたもの投げ入れる様子
11/07
-
4
「ペロブスカイト太陽電池」福島県内3か所に設置へ 政府
09/09
-
5
「日本核燃料開発」虚偽内容を点検簿に記録 長期間繰り返す
12/06
-
6
大企業従業員加入の健保組合 昨年度決算見込み 1367億円の赤字
03/10