住宅メーカー「ポラス」や遺族の代理人弁護士によりますと、関連会社に所属し、千葉県内の住宅の展示場で営業を担当していた24歳の男性社員は入社2年目の2020年8月に社員寮で自殺しました。
遺族からの労災申請を受け柏労働基準監督署が調べた結果、自殺したのは「カスタマーハラスメント」を受けたことなどによる精神疾患が原因だったとして去年10月、労災と認定しました。
代理人弁護士によりますと、男性は住宅を新築中の顧客から、業者の路上駐車をめぐり強い口調でクレームを受けたり休日に電話に出なかったことを怒られたりしていたということです。
男性の携帯電話には「そんなんじゃ銭なんか払わねえぞ」とか「すいませんですむか」などと、まくしたてる音声が残されていたということです。
「カスタマーハラスメント」をめぐっては去年9月、厚生労働省が労災の認定基準を改正し、考慮すべき類型に加えました。
代理人の生越照幸弁護士は「パワーハラスメントと違い、客との間で起きるカスタマーハラスメントは表面化しにくい。企業側だけでなく客側のリテラシーを向上させる対策も必要だ」と指摘しています。
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24/07/2024
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住宅メーカー20代社員の自殺 “カスハラなどが原因”労災認定
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