訴えを起こしたのは横浜市に住む女性の夫と子ども2人で17日、夫が厚生労働省で記者会見を開きました。
訴えによりますと、当時53歳だった男性の妻はパートとして勤務していた横浜市内の生活協同組合ユーコープの店舗で、上司などからおよそ10か月にわたって「ふざけるな」や「うそつき」だなどと繰り返し叱責され、精神的に追い詰められて3年前に自殺したとしています。
労働基準監督署は社会通念に照らして、許容される範囲を超える精神的攻撃などがあったとして、女性がうつ病を発症していたと認め、おととし8月に労災と認定しました。
そのうえで、遺族側は17日、組織に安全配慮義務違反があったとして、4700万円余りの賠償を求めて横浜地方裁判所に訴えを起こしました。
男性は「相手側から納得できる回答が来るまでは妻の遺骨は手元においてあり、3年たっても時間は止まったままです。今後、同じような被害にあう家族が出ないよう、対応していただくことを祈るばかりです」と話していました。
生活協同組合ユーコープは「訴状がまだ来ていないので回答できない」とコメントしています。
時間
17/01/2024
数字をクリック
1255
“パワハラ自殺は組織対応に問題”パート女性の遺族が生協提訴
詳細
推奨
-
1
光通信子会社に19億円追徴課税 会社側は不服 審査申し立て
20/03
-
2
「紅麹」めぐりSNSで誤情報や偽動画が広がる 注意を
04/04
-
3
ジャニーズ性加害問題「当事者の会」副代表が救済委員会と面談
08/02
-
4
集積所のごみに火つけたか 58歳容疑者逮捕 東京 墨田区
13/03
-
5
被爆者・森田隆さん死去 ブラジルで原爆の悲惨さ伝え続ける
14/08
-
6
海自ヘリ2機墜落事故 互いの位置情報 共有システムで結ばれず
22/04